地方政治の原点を取り戻す!
県民から直接選ばれ絶対権力を持つ知事を、同じく県民から負託を受けた議員が厳しくチェックしていく。この緊張関係によってはじめて健全な地方政治が確立され、県民の利益が守られると信じます。しかし、今の地方議会はほとんどの政党・会派が知事(首長)と一体化し、いわば"オール与党"体制になっています。
つまり選挙で知事を応援した会派は"知事与党"となり、基本的に知事側から出される案件に対して反対することはないのです。従ってこれまでも、なぜ議会の大多数が賛成するのか、首を傾げざるを得ない事が多々起きています。たとえ選挙で知事を応援したとしても、議会としての主体性を失っては、議員として県民に選ばれた意味がないのではないでしょうか。
知事の行政側も議会も県民に対して、しっかりとした情報公開と説明責任を果たすことが出来るように、先頭に立って行動する所存です。
よし、政治家になろう!
私が「よし、政治家になろう!」と思い立ったのは、高校3年生の時です。
中学校を卒業後すぐ、父の転勤に伴い米国へ行くことになり、現地の高校に入学しました。学校の授業で政治について先生と生徒、また生徒同志が活発に語り合う光景は、まさにカルチャーショックと言うにふさわしいものでした。また放課後家に帰れば、ご近所の方々が頻繁に集まり、自分達の住む街の学校、道路、環境、防犯などの様々な分野で、お互いを尊重しながらも真剣に意見を戦わせていました。まさに私が"自治"というものを初めて目の当たりにし、実感をしたのはこの時です。そんな時、祖国日本は相変わらずの自民党一党体質で、何度スキャンダルが起きようと大勢には影響しない緊張感のない政治。それが半ば当たり前ともなっていたような状態でした。
やり場のない不甲斐なさを感じていたこの時期に、ワシントンDCを訪れる機会があり、ケネディー大統領の眠るアーリントンの丘へ行きました。そこで生まれて初めて碑に刻まれたケネディー大統領の就任演説を読んだ時、身体全体から奮い立つものを感じました。 かの有名なスピーチの一説、「国が何をしてくれるのかではなく、貴方が国に何ができるのかを問うてほしい。」です。
より良い社会をつくるのは、神様でも、役人でもなく、私たち一人ひとりの意志だというごく当たり前のことを、もっと真剣に考え、そして行動する必要があるのではないかと痛切に感じたのです。
お任せ政治で県は倒産寸前
大学を卒業してから、松沢しげふみ代議士の国会担当の秘書として7年間、いろいろと勉強させて頂いて参りましたが、"民主主義の学校"と言われる地方政治には、もどかしい思いが募るばかりです。税金はたっぷり納めているのに、行政サービスには満足できない。何をやっているのかも判りづらいから興味も湧かない。 ひるがえって、議員は有権者が地方政治に関心がないのをいいことに、首長とベッタリ。本来、議会が持つチェック機能が全くと言っていいほど働いていません。
こうした「お任せ政治」を許している間に、神奈川県の財政は民間で言えば倒産寸前にまで追い込まれてしまいました。
自治を取り戻すチャンス!
もう誰のせいにも出来ないことが証明されました。自分達の将来の税金によって担保されている借金をこれ以上許すことは出来ないはずです。逆説的ですが、私はこの危機こそ本当の意味での"自治"を取り戻し、政治を変えるチャンスだと思うのです。これはまた、皆さんの政治への意識と県の歳出構造が大きく変わるチャンスなのです。
歳出を抑えるのは簡単です。言ってしまえば行政が何もしなければお金はかからないからです。しかし、それでは困ります。家で家計が苦しい時、少ない食材でもより豊かな食事が出来るように工夫をするように、行政も少ないお金で最大限のサービスを県民に提供できるように、知恵をしぼるのです。そのためにも、これまでの常識や既成概念にとらわれてはなりません。行政として行なうべきこと、困難なこと、出来ること、出来ないこと、全て県民に情報公開し、どのようすればより良い社会に近づけるのかを一緒に考えることが必要なのです。
ジャストフィットの行政をつくろう
行政が一から企画し、執行する画一的なサービスは、Tシャツで言えばフリーサイズです。「誰にでも着れる」シャツは、裏を返せば「誰のサイズでもない、似合わない」シャツということなのです。今までの"行政にお任せ"、"県民に押し付け"型の政治はもう終わりにしましょう。そのためには、自分達にジャストフィットのシャツを、自らの手でつくりあげなければならないのです。私はそんな社会システムづくりに汗を流したいのです。
現状か、未来かの選択です!
国会議員は国全体を、県会議員は県全域を、市議会議員は市全域のことを考えるのが有権者から与えられた職責です。私は、従来のような、自身の選挙区内にハコモノと言われる施設や道路をつくり利益誘導する政治を許しません。「自分達のところさえ良ければいい」という無責任な論理が、結果的に自ら収めた税金の無駄使いを許す温床となっているからです。県民益を思い、トータルコストを考える政治への転換が必要です。私はスローガンの1つに「現状か、未来かの選択です!」を入れました。まさに、これまでの政治を続けるのか、それとも新しい政治の方向性を創り出す転換を求めるかの選択をするときです。
さあ、未来への選択をして下さい。