No.38
最近、食育の必要性について改めて注目されていますが、実はこの言葉が使われ始めたのは意外と古く、明治時代には既に存在しました。当時の文献には、「今日、学童を持つ人は、体育も知育も才育もすべて食育にあると認識すべき」、他にも「小児には徳育よりも、知育よりも、体育よりも、食育が先」などと記述されています。
基礎学力の向上、カリキュラム設定、指導力不足教員、不登校、奨学金等々、昨年度から私が文教委員会で取り上げ、県教育委員会と議論してきたテーマは50項目を超えています。教育の課題は沢山ありますが、天然資源の乏しい我国は、人こそが最大の資源です。それ故、私たち大人が、”自分の子”と”他人の子”という発想ではなく、「皆、私たちの子ども」という感覚で考え、行動することからよい教育環境がつくられるのだと考えます。
私も、その姿勢で引き続き、議会に臨んで参ります。
食育って何だろう? 簡単に言えば“食に関する教育”ということですが、このことが政治のテーマとして重要な課題のひとつとなってきました。食育という一義的には家庭で行われるべきであろう話が、なぜ政治のテーマになっているのかと不思議に思われる方もいらっしゃると思います。
私も、食育の課題に限らず、昨今あいまいになってきている学校教育と家庭教育の領域をしっかりと区分し、それぞれの責任の所在を明確にしていかなければならないと考えていますが、残念ながらそうも言っていられない状況になってきた課題のひとつが今月のテーマである食育です。
そこで、私たちは、行政に先立ち、今年6月に民主党県議団として“食育プロジェクト”を立ち上げ、視察や保護者、農産物生産者などとの勉強会を重ねています。同時に、県の計画策定に向けて実効性のある取り組みに つながるよう政策提言をまとめているところです。